【今見るべき女子プロレスラーvol,２】ジュリア/GIULIA/STARDOM【２０２１年７月最新】

ジュリア　GIULIA

２０２１年７月現在『ジュリア』は所属団体スターダムのタッグのベルト

≪ゴッデスオブスターダム≫を相方の朱里と所持している。

人物

イタリア人の父と日本人の母の間に生まれる。出生地はイギリス・ロンドン、その後日本に引っ越し、幼少期は千葉県で育った。

高校卒業後、イタリアンレストランでアルバイトを始める。ピザ職人も行い後に店長も務めていた。その後ヘアメイクの専門学校に通いながら、学費を稼ぐためにキャバクラでの仕事も始める。

キャバクラでのプロレス好きの客との出会いから、女子プロレス≪アイスリボン≫を初観戦。一気にのめりこみ、一人でもプロレス会場へ行くようになった。

アイスリボン道場での試合観戦の際に所属レスラーの【藤本つかさ】に勧誘を受ける。即答でプロレスサークルへのsなんかを決めた。専門学校卒業後はプロデビューを目指し、キャバクラでの仕事も辞めプロレスに専念することとなった。

アイスリボン時代

２０１７年

１０月２９日　井上貴子とタッグを組み、トトロさつき、直date組との対戦でデビュー

２０１８年

４月２１日　藤本つかさとのシングルマッチ　３９秒でギブアップ負け

８月２６日　横浜文化体育館大会　トトロさつきからギブアップ勝利　自身初の直接勝利

１０月７日　OZアカデミー新宿FACE大会　アジャコングとのシングルマッチ

アイスリボンアワード２０１８新人賞受賞

２０１９年

１月２７日　初のタッグ王座挑戦するが敗れる

５月２５日　初のシングル王座挑戦　王者・雪妃真矢と対戦し、26分39秒、垂直落下式タイガードライバー（タイガードライバー’91）で敗北

７月１５日　インターナショナルリボンタッグ選手権に挑戦　13分31秒、パートナー【テキーラ沙弥】のテキーラ・ショットでフォール勝ちし初のベルト戴冠

１０月９日　P’sParty 番外編　に出場　結果的にこれが≪アイスリボン≫での最後の試合となった

スターダム入団

２０１９年

１０月１４日　スターダム後楽園大会に姿を見せ、≪スターダム≫への参戦を発表

１１月２８日　スターダム正式入団を発表。その席上で乱入した【木村花】とつかみ合いの乱闘を行う

【木村花】は「スターダムにハーフはひとりでいい」と挑発

プロレスを知らない世代や客層に対してテレビ出演という形で女子プロレス訴求をしていた【木村花】とのいきなりの抗争

この日スターダムファンは【木村花】と【ジュリア】の抗争勃発によって、女子プロレス界の《未来》を感じたのだ

あからさまに似ているタイプの二人がこれから常に対角に立ち

いがみ合いながら、嫉妬、憎悪、愛、友情、プロレスで表現できるすべての感情を見せてくれ、プロレスファンのみならず、あらゆる人間にプロレスの魅力を伝えられると感じた日だったのだ

１２月２４日　後楽園ホール大会　【木村花】戦　15分時間切れ引き分け

２０２０年

１月４日　新日本プロレス　東京ドーム大会　第０試合　【木村花】とのタッグで【岩谷麻友】＆【星希ありさ】組と対戦

１月１９日　後楽園ホール大会で【舞華】【朱里】と新ユニット「ドンナ・デル・モンド」を結成

５月２４日　前日の【木村花】の急逝に

「なあ　私の事　踏み潰すんじゃなかったのかよ」とツイート

７月２６日　ワンダー・オブ・スターダム王座決定戦で【中野たむ】を破り第14代王者となる

東京スポーツ新聞社　２０２０年　”女子プロレス大賞”　受賞

２０２１年

３月３日　日本武道館大会　ワンダー・オブ・スターダム戦で【中野たむ】に敗北

ベルトを失うのと同時に《敗者髪切りマッチ》となっていたこの試合後、リング上で坊主となった

４月４日　横浜武道館大会　【舞華】＆【ひめか】組を破り　ゴッデスオブスターダムのベルトを獲得

得意技

『蜘蛛の巣』

MIOレフェリーの現役時代の得意技をジュリアが継承したもの

飛びつき式変形卍固め

相手の右腕を捕らえながらその腕を軸に旋回し、両足で相手の頭部と左腕を挟み込み、右腕を自らの左脇下に抱え込んで首、肩、脇腹等を同時に極める複合関節技

『グロリアスバスター』

相手をハンマーロックで捕らえたまま、背後からコブラツイストの様に首元を抱えて右肩に担ぎ上げ、そこから相手を空中で半回転させながら体勢を入れ替えて自身の体重を相手に乗せててマットに叩きつける

グロリア式の変形サイドバスター

着地の際の姿勢からグロリア式サイドバスターとも呼ばれる。

グロリアは新日本プロレス【内藤哲也】の得意技

『グロリアスドライバー』

相手の左腕をハンマーロックで捕らえた状態で右脇下から担ぎ上げ、そこから相手の体を前面にずらして頭部を左手で固定し、両膝着地式で相手の頭頂部からマットに突き刺す変形のツームストン・パイルドライバー

『ステルスバイパー』

正面から走ってくる相手の首を右腕でキャッチし、その勢いを利用して相手ごと月面宙返りして背中から叩きつける。シンデレラトーナメント２０２１決勝で初披露。走ってきた舞華を『その場飛びスパニッシュフライ』でフィニッシュに繋げた。

STFの体勢から裏STFに移行し、上半身をドラゴンスリーパーのように相手の喉に腕を絡ませて絞り上げる拷問技

魅力

【ジュリア】の魅力は《言葉　態度　肉体》

プロレスラーとしての資質がすべてそろっているといってもよい。

自信の言動が周りを動かすことを知っており、その言動に責任を持っている。

女子プロレス界のまさに中心人物といってもよいかもしれない。

会社自体を動かす、ファン心理を掴む能力に長けており、【ジュリア】の次の行動から目を離せない。

２０２０年はシングルプレーヤーとして力を発揮し、２０２１年に入ってワンダーを失い、【朱里】という最強パートナーとタッグでその力を発揮している。

他のユニットから選手を引き抜こうとしたり、コスチューム、髪色の変化など見ているファンを決して飽きさせないプロデュース能力を持っている。

初めて【ジュリア】を見て感じるのはその肉体の美しさだろう。

間違いなく、女子プロレス界ではＮＯ.1の仕上がりで、日々の努力が見て取れる。

今後もスターダムのみならず、プロレス界を翻弄するその言動に注目だ。

決め台詞は

【アリーヴェ・デルチ　またな！】

≪Arrivederci　イタリア語で「さようなら」≫

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