プロフィール
Sareee(サリー、1996年3月31日生まれ)は、日本の女子プロレスラーであり、YouTuberとしても活動しています。東京都板橋区出身で、血液型はB型。本名は藤村沙里(ふじむら さり)。
Sareeeは2020年から2023年までアメリカのプロレス団体WWEで「SARRAY(サレイ)」のリングネームで活躍。その後日本に帰国し、再びフリーランスとして日本国内外で活動を続けています。
所属歴
- ワールド女子プロレス・ディアナ(2011年 – 2017年)
- SEAdLINNNG(2017年)
- ワールド女子プロレス・ディアナ(2017年 – 2020年)
- WWE(2020年 – 2023年)
- フリー(2023年 – )
プロレスキャリア
デビュー前
Sareeeは幼少期からプロレスに興味を持ち、NEO女子プロレスへの入門を志望しましたが、団体解散のため井上京子の元でトレーニングを開始しました。さらにアニマル浜口トレーニングジムで浜口京子から指導を受けるなど、高い技術を磨きました。トレーニング中にはプロレスの基礎はもちろん、フィジカルトレーニングや精神面の鍛錬も重視し、若くしてプロレスラーとしての準備を整えました。
デビューと国内での活躍
2011年4月17日に「ワールド女子プロレス・ディアナ」でデビュー。アジャコングや井上京子といったレジェンドとの対戦経験を積み、早くから注目を集めました。デビュー戦では敗れたものの、その実力とファイトスタイルが評価され、将来有望な選手として話題になりました。
2014年にはJWP女子プロレスの二冠王者に挑戦し、裏投げ3連発で勝利。初タイトルを獲得しました。さらに2018年にはディアナでW.W.W.D世界シングル選手権を戴冠し、その後もセンダイガールズプロレスリングなどでタイトルを獲得しました。2019年にはアジャコングとの因縁の試合にも挑戦し、激闘を繰り広げました。
この時期には他団体への参戦も積極的に行い、JWPやOZアカデミー、センダイガールズなどのリングで経験を積むことで、テクニカルなファイトスタイルをさらに磨いていきました。
WWE参戦とアメリカでの挑戦
2020年にアメリカのWWEと契約し、「SARRAY(サレイ)」のリングネームでNXTブランドに参戦。ストロングスタイルを武器に活躍し、WWE独自のエンターテイメント性にも対応。アメリカでの活動を通じて、よりダイナミックで観客を魅了するパフォーマンスを習得しました。
WWEでは女子レスラーとして多くの強敵と対戦し、その技術の高さを証明しましたが、コロナ禍による移動制限やシステム変更の影響もあり、2023年に契約満了に伴い退団し日本に帰国しました。
スターダム参戦
2023年3月に日本復帰後、スターダムにスポット参戦を果たしました。特に2024年4月に行われたIWGP女子王座戦では、岩谷麻優とタイトルマッチを行い注目を集めました。惜しくも敗れたものの、その試合内容は高く評価され、ファンの間で語り継がれています。
スターダムではトップレスラーたちとの対戦を通じて、アメリカ帰りの新たな技術とパワーを披露し、その存在感を一層高めました。IWGP女子王座戦後もスターダム内の主要大会に出場し、多くの観客を魅了しました。
マリーゴールド参戦と現在
2023年5月に新団体「マリーゴールド」の旗揚げ戦に参戦。ジュリア&林下詩美組と対戦し、ジュリアから勝利を収めました。さらに2024年7月には両国国技館で行われたマリーゴールド・ワールド王座決定戦でジュリアとシングルマッチを行い、見事勝利して初代王者に輝きました。
マリーゴールドでは団体のエースとして活躍し、自主興行「Sareee-ISM」も定期的に開催。国内外でその名を広める存在となっています。また、団体内でのタイトル防衛戦や他団体との交流試合なども積極的に行い、女子プロレス界全体の発展に貢献しています。
得意技
Sareeeはストロングスタイルとハイスピードな技を融合させたファイトスタイルで知られています。以下は彼女の得意技です。
主な技
- リストクラッチ裏投げ 相手の左腕を捕らえながら、後方へ反り投げる豪快なフィニッシュムーブ。
- ジャーマンスープレックス 美しいブリッジで相手を投げるクラシックな投げ技。
- ドロップキック スピードと精度の高い飛び技で試合の流れを変えます。
- ミサイルキック コーナーポストから繰り出される飛び技で相手を圧倒。
- ダイビング・フット・スタンプ 空中から相手を踏みつけるダイナミックな攻撃。
- フット・スタンプ連打 相手を追い詰める際に効果的な連続攻撃。
- STF(ステップオーバー・トーホールド・フェースロック) 蝶野正洋から正式に認可されたサブミッション技。
Sareeeはその卓越した技術と圧倒的なカリスマ性で、これからも女子プロレス界をリードし続ける存在です。