【完全ガイド】2028年LAオリンピックの新競技とは?注目の5競技をわかりやすく解説!

  1. 1. はじめに|なぜ今「新競技」が話題なのか?
  2. 2. 2028年LAオリンピックの新競技【一覧】
    1. 🔹 新たに採用された5競技(追加競技)
  3. 3. フラッグフットボール:NFL発祥の新感覚スポーツ
    1. 🔹 どんな競技?フラッグフットボールのルール
    2. 🔹 採用の背景とNFLの関与
    3. 🔹 日本代表にもチャンスあり?
  4. 4. スカッシュ:ついに五輪入りした室内ラケットスポーツ
    1. 🔹 スカッシュとはどんなスポーツ?
    2. 🔹 採用までの長い道のり
    3. 🔹 スカッシュ強豪国と日本の可能性
  5. 5. クリケット(T20形式):世界中で大人気の球技が復活
    1. 🔹 クリケットとは?世界で人気の理由
    2. 🔹 なぜ「T20形式」なのか?
    3. 🔹 日本の参加は?世界との実力差
  6. 6. ラクロス(Sixes形式):スピード感あふれる新フォーマット
    1. 🔹 ラクロスとはどんな競技?
    2. 🔹 なぜ「Sixes形式」なのか?
    3. 🔹 日本の実力と可能性
  7. 7. 野球・ソフトボール:日本でも人気の競技がカムバック!
    1. 🔹 なぜロサンゼルスで復活するのか?
    2. 🔹 東京五輪の記憶が再燃する可能性
    3. 🔹 MLB選手の参加はあるのか?
  8. 8. 競技以外にも注目!変更される種目や形式は?
    1. 🔹 スポーツクライミング:種目分離でより専門性を強調
    2. 🔹 近代五種:馬術を廃止し障害コースに刷新
    3. 🔹 陸上競技:混合リレーがさらに充実
    4. 🔹 体操(アーティスティック):混合チーム形式の導入
    5. 🔹 性別平等・女子選手の参加拡大
  9. 9. まとめ|2028年のオリンピックは「進化系」大会に?
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1. はじめに|なぜ今「新競技」が話題なのか?

2028年にアメリカ・ロサンゼルスで開催される「第34回夏季オリンピック(LA28)」では、近年稀に見る大きな競技プログラムの刷新が行われる予定です。その中でも特に注目を集めているのが「新たに追加される競技」と「復活する人気種目」です。

過去のオリンピックでもスケートボードやスポーツクライミングなど、新しい競技の採用はありましたが、今回のLA大会では5つの新競技が一気に追加されるという異例の事態。これは、IOC(国際オリンピック委員会)と開催都市が協力し、「より多くの国・世代にとって魅力的な大会」を目指した結果です。

実際、追加された競技の多くは若年層やグローバル市場で人気が高いスポーツであり、従来の「五輪らしさ」から脱却し、時代に合った大会作りが進んでいることがうかがえます。

この記事では、そんな2028年LAオリンピックで新たに登場する5競技を中心に、採用の背景やルールの概要、日本にとっての注目ポイントまで、分かりやすく解説していきます。新しいオリンピックのかたちを一緒に見ていきましょう!

2. 2028年LAオリンピックの新競技【一覧】

2028年ロサンゼルス大会では、以下の5つの競技が正式にオリンピック種目として採用されることが発表されました。これらの競技は、いずれも「視覚的に魅力があり、国際的な人気を持つ」ことが採用の理由とされています。

🔹 新たに採用された5競技(追加競技)

競技名特徴・背景
フラッグフットボールアメリカ発祥の非接触型フットボール。タックルの代わりにフラッグを引き抜くことでプレーが止まる、安全かつスピード感あるスポーツ。NFLの強力な後押しも。
クリケット(T20形式)インド、イギリス、オーストラリアなどで絶大な人気を誇る国際競技。短時間で終わる「T20形式」が採用されることで、オリンピックに適した形に。
スカッシュ狭いコートで行われる高速ラケットスポーツ。五輪初採用。競技の技術性とスピード感が注目されており、待望の五輪入りと言われる。
ラクロス(Sixes形式)伝統的なラクロスのルールを簡素化・高速化した「Sixes形式」が採用。1チーム6人制で、よりエキサイティングな展開が期待される。
野球・ソフトボール日本でも人気の高い競技。2020年東京五輪では一度復活したが、2024年パリでは除外。LA大会での復活が決定し、再び注目される。

これらの競技はいずれも、開催国・アメリカでの人気が高いという共通点を持っています。同時に、世界的にも競技人口が多く、グローバルな視聴者層への訴求も期待されています。

また、IOCはこれらの追加によってオリンピックの魅力や多様性を高めることを目指しており、「次世代に支持される五輪づくり」の一環と位置づけています。

3. フラッグフットボール:NFL発祥の新感覚スポーツ

2028年ロサンゼルス五輪での追加競技の中でも、特に注目されているのが「フラッグフットボール(Flag Football)」です。アメリカンフットボールの一種ですが、タックルの代わりに「フラッグ(布)」を引き抜くことでプレーが止まるという非接触型の競技です。

🔹 どんな競技?フラッグフットボールのルール

  • 1チーム5人制(タックルフットボールよりも小人数)
  • ヘルメット・防具なしでプレー(身体への接触がほぼない)
  • タックルの代わりに、腰に付けたフラッグを相手に引き抜かれたらダウン
  • 素早いパスワークとスピード、戦略性が求められる

このルールにより、安全性が高く、初心者や子ども、女性にも取り組みやすいスポーツとして世界的に人気が高まっています。

🔹 採用の背景とNFLの関与

フラッグフットボールのオリンピック採用は、アメリカンフットボールの普及を世界に広げたいNFLの強い後押しもあって実現しました。NFLは2028年のLA大会を「世界への発信の場」と位置づけており、有名選手の出場にも関心が集まっています。

さらに、IOCにとっても「アメリカらしさ」を強く打ち出せる競技として魅力的でした。競技時間が短く、テレビ中継にも適している点もポイントです。

🔹 日本代表にもチャンスあり?

実は日本でも近年フラッグフットボールの普及が進んでおり、学生・社会人リーグや国際大会への参加実績もあるため、オリンピック出場の可能性は十分にあります。スピードやチーム戦術を重視する競技性は、日本のスポーツ文化にもフィットしているため、今後ますます注目されそうです。

4. スカッシュ:ついに五輪入りした室内ラケットスポーツ

2028年LAオリンピックで初めて正式競技に採用される「スカッシュ(Squash)」は、長年オリンピック入りを目指してきた競技です。その念願がついに叶い、世界中のスカッシュファンにとって歴史的な大会となることが確実視されています。

🔹 スカッシュとはどんなスポーツ?

スカッシュは、四方を壁に囲まれたコート内で行う1対1(またはダブルス)のラケット競技です。特徴的なのは、壁にボールを当ててラリーを続ける点で、空間感覚・俊敏な動き・持久力が求められます。

  • 使用するのは小さくて弾力の少ないボール
  • 1ポイントごとにサーブ権が交代
  • 1試合は3〜5ゲームで構成(1ゲーム11点先取)
  • 室内競技のため天候に左右されない

一見地味に思えるかもしれませんが、プロの試合では信じられないような反射神経と瞬発力が見られ、観客を魅了する迫力があります。

🔹 採用までの長い道のり

スカッシュはこれまで何度もオリンピック競技候補に挙げられてきましたが、実現には至っていませんでした。理由としては、以下のような点が挙げられます:

  • 中継映像が分かりづらい
  • 他の競技との人気・視認性の比較
  • IOCの種目数制限

しかし最近では、透明な壁と高性能カメラを用いた特設コートの開発や、視覚的な演出の向上により、競技の魅力を伝えやすくなったことが大きな追い風となりました。

🔹 スカッシュ強豪国と日本の可能性

現在のスカッシュ界では、エジプト、イングランド、マレーシアなどが世界トップレベルとされています。一方、日本でもジュニア世代を中心に競技人口が増えており、オリンピック採用を機に国内での普及が一気に進む可能性があります。

また、スカッシュは比較的設備が少なくても始められるため、今後は学校体育や地域スポーツとしての展開にも期待が集まっています。

5. クリケット(T20形式):世界中で大人気の球技が復活

2028年のロサンゼルス五輪では、「クリケット(Cricket)」が約120年ぶりにオリンピック競技として復活します。採用されるのは、短時間で試合が完結する**「T20(Twenty20)」形式で、従来の長時間試合よりもスピード感と視聴しやすさ**が格段に向上したのが特徴です。

🔹 クリケットとは?世界で人気の理由

クリケットは、野球に似たバット&ボールの球技で、イギリス発祥のスポーツです。特に、インド、パキスタン、オーストラリア、イングランド、南アフリカなどでは国民的スポーツとして熱狂的な人気を誇っています。

  • 試合は2チーム制で交互にバッティング&フィールドを担当
  • バッターは得点を狙い、フィールド側はアウトを取る
  • 投手(ボウラー)は独特の投法でピッチする
  • 野球よりも戦術の幅が広く、選手交代が少ない

特にインドでは、クリケットの試合が数億人単位で視聴されるほどの人気を持ち、オリンピック参加によって視聴者の大幅な増加が見込まれています。

🔹 なぜ「T20形式」なのか?

従来のクリケットは「テストマッチ」と呼ばれ、試合時間が5日間にも及ぶことがあり、オリンピック種目としては適しませんでした。

しかし、「T20形式」では以下のように短時間・高テンポな試合が可能になります:

  • 各チーム20オーバー(1オーバー=6球)で終了
  • 試合時間はおよそ3時間程度
  • スピーディーで観客向けの演出も豊富

この形式の登場により、テレビ中継・SNSでの拡散との相性も良くなり、五輪種目としての実現性が高まりました。

🔹 日本の参加は?世界との実力差

日本ではまだクリケットの競技人口は多くありませんが、**日本クリケット協会(JCA)**が普及活動を進めており、ジュニア世代を中心に徐々に広がりを見せています。

競技力としては世界のトップレベルとは差がありますが、開催国枠やアジア枠での出場の可能性もあり、今後の育成次第では夢の舞台が近づくかもしれません。

6. ラクロス(Sixes形式):スピード感あふれる新フォーマット

「ラクロス(Lacrosse)」は、北米を中心に人気の高い球技ですが、2028年ロサンゼルス五輪では**新たなルール形式「Sixes(シクシーズ)」**が導入されることで、オリンピック種目として復活することが決まりました。

この形式により、これまで一部の国に限定されがちだったラクロスが、より多くの国で導入しやすく、観戦しやすいスポーツへと進化します。

🔹 ラクロスとはどんな競技?

ラクロスは、ネットの付いたスティック(クロス)でボールを扱い、相手ゴールにシュートして得点を競うチームスポーツです。激しいボディコンタクトと戦略的なパスワークが特徴で、「氷上のホッケー」「空中のサッカー」などとも呼ばれることがあります。

🔹 なぜ「Sixes形式」なのか?

従来のラクロスは男子10人制・女子12人制が基本でしたが、これには広大なフィールドと多くの選手が必要で、オリンピック競技としてのハードルが高いものでした。

Sixes形式(6人制)はその課題を解決し、以下のような特長を持ちます:

  • 1チーム6人(5名+ゴールキーパー)
  • 試合時間は短くテンポが速い
  • フィールドサイズも縮小されており省スペース化
  • 身体能力とテクニックがよりダイレクトに求められる

この形式によって、ラクロスがよりスピーディーでスリリングな競技として進化し、テレビ視聴や観戦にも適した競技へと変化しています。

🔹 日本の実力と可能性

日本では、大学スポーツを中心にラクロスの競技人口が増加しています。全日本選手権や国際大会の参加実績もあり、Sixes形式の普及によって国際舞台への出場のハードルが下がる可能性も。

また、男女ともにラクロスは学生世代の人気が高く、女性の競技人口も多いため、今後の五輪をきっかけにさらなる競技レベルの向上が期待されます。

7. 野球・ソフトボール:日本でも人気の競技がカムバック!

野球・ソフトボールは、日本で最も親しまれているスポーツの一つ。2020年の東京五輪で大きな盛り上がりを見せたこの競技が、2028年のロサンゼルス五輪で再び正式種目として復活することが決まりました。

パリ2024では除外されていたため、「復活」を待ち望んでいたファンや選手にとって朗報と言えるでしょう。

🔹 なぜロサンゼルスで復活するのか?

ロサンゼルス五輪では、開催国・地域の関心を重視して競技を選定するルールがあり、MLB(メジャーリーグ)やアメリカ国内での人気の高さが復活の大きな要因となりました。

特に以下の点が、五輪種目への再選定を後押ししています:

  • 米国は野球・ソフトボールの強豪国であり、観客動員力が高い
  • ロサンゼルスには既存の球場インフラが整っており、開催コストが低い
  • 日本、韓国、キューバ、メキシコなど世界の競技力も高く、国際性も強い

🔹 東京五輪の記憶が再燃する可能性

東京2020での日本代表は、野球男子が金メダル、ソフトボール女子も金メダルを獲得するという歴史的快挙を達成しました。その影響で、国内での競技熱は再び高まりつつあります。

2028年でもメダル獲得が大いに期待されており、今後の代表選手選考やプロ・アマ問わずの競技育成も注目ポイントです。

🔹 MLB選手の参加はあるのか?

過去のオリンピックでは、MLBのレギュラーシーズンと五輪日程が重なるため、メジャーリーガーの参加は基本的に見送られてきました

しかし、開催地がアメリカであること、五輪人気の回復を狙うMLBの意向もあり、スター選手の参加が実現する可能性が報じられています。もし実現すれば、競技の注目度は爆発的に上がるでしょう。

8. 競技以外にも注目!変更される種目や形式は?

2028年ロサンゼルス五輪では、5つの新競技の追加だけでなく、既存の競技における種目構成やルールの見直しも多数行われます。これらの変更は、選手の安全性向上、性別平等の推進、競技の魅力アップなど、さまざまな目的で導入されるものです。

以下、注目すべき種目変更・新種目をピックアップしてご紹介します。


🔹 スポーツクライミング:種目分離でより専門性を強調

東京五輪では「ボルダー・リード・スピード」の複合種目として行われましたが、LA大会ではそれぞれが個別のメダル種目として実施されます。

  • スピード:壁をいかに早く登るかを競う
  • ボルダー:短い課題を制限時間内でいくつ登れるか
  • リード:高さを競う登攀力勝負

選手にとっては、専門分野に集中できるメリットがあり、競技の見ごたえも倍増します。


🔹 近代五種:馬術を廃止し障害コースに刷新

伝統的に行われてきた馬術が廃止され、代わりに「障害コース競技(Obstacle Course Racing)」が導入されます。これは、パルクールに近い要素を含んだ身体能力重視のアクティブな種目です。

  • より安全かつ公平に
  • 観客への訴求力も向上
  • 若年層にも親しみやすい競技に進化

🔹 陸上競技:混合リレーがさらに充実

新たに混合4×100mリレーが登場。東京での「混合4×400mリレー」に続き、性別を超えたチーム戦術が重要となる新たな展開です。

男女2人ずつが交互に走るスタイルは、戦術とエンタメ性が融合した種目として注目されています。


🔹 体操(アーティスティック):混合チーム形式の導入

男子・女子の垣根を超えた混合チーム戦が導入予定。これにより、性別の壁を超えた競技の在り方が提案され、多様性への対応が加速します。


🔹 性別平等・女子選手の参加拡大

IOCは、2028年大会でも男女の参加比率を50:50にする方針を堅持。さらに、混合種目や女子枠の拡大により、性別にかかわらず公平な競技環境の実現が進んでいます。

9. まとめ|2028年のオリンピックは「進化系」大会に?

2028年ロサンゼルスオリンピックは、これまでの五輪と比べても、非常に多様で革新的な大会となることが予想されます。

  • 新たに追加される5つの競技(フラッグフットボール、クリケット、スカッシュ、ラクロス、野球/ソフトボール)
  • 既存競技の形式変更・種目拡張
  • 男女平等や多様性の尊重を体現する混合種目の増加
  • よりスピーディーで観客・視聴者を意識したフォーマット

これらすべてが、現代のスポーツ文化や価値観の変化を映し出しているといえるでしょう。

特に、視覚的に映える競技やSNSとの親和性が高い種目が多く採用されたことからも、「Z世代」「ミレニアル世代」に向けたオリンピックの再ブランディングが進んでいることが感じられます。

また、私たち日本にとっても、野球・ソフトボールの復活や、新競技への参入機会の拡大は大きな意味を持ちます。今後、どのような代表選手が登場し、どんなドラマが生まれるのか――今から目が離せません。